「シルバージュエリーの美と文化展」ミキモトギャラリー

銀座ミキモト本展6階のミキモトギャラリーで、東アジアから西アジアまでの銀製ジュエリーを集めた展覧会が行われている。180点ものジュエリーの目を見張る造形は「なぜ、人がジュエリーを身につけるのか?」という問いをあらためて考えさせる。いわゆるエスニック・ジュエリーなのだが、比較的民族学的な視点から関心を持たれてきたアフリカやネイティヴ・アメリカンのジュエリーをあえて外して、アジアのジュエリーに絞っていることで見えてくることも多い。私にとっても多くの教えをいただいた恩人である企画者の日本宝飾クラフト学院露木宏理事長の視点はたいへんに明快かつ示唆に富んでいて、広範囲のジュエリーを紹介しているにも関わらず、初めて目にする人にとっても理解しやすいものであろう。大英博物館に行っても見られる内容ではない。入場は無料なので、足を運んでもらいたい。30日まで。

http://www.mikimoto.com/jp/events/events_079.html

スペースとストーリーの関係から日本を割愛したことやマハラジャのジュエリーやトプカプ宮殿にあるような宝石のジュエリーが外されている理由は分かりやすいが、清朝やモンゴルなどの中国・旧ソビエト各国のジュエリーが抜けているのは歴史/イデオロギーのために失われたのであろうか。機会があったら伺ってみたい。(関)

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