AIT(アート インタラクティヴ東京)の解散を惜しむ

学校やレジデンスをやっているもうひとつのAIT(アートイニシアチブトーキョー)のことではない。AIT(アート インタラクティヴ東京)は、元東京国立近代美術館工芸館の樋田豊次郎さんが中心となって立ち上げた、主に工芸系のアーティストの団体で、展示やネット上のアーカイヴ、セミナーなどを行っていた。私も今年の3月に中島俊市郎さん、小西潤さんと「奇数月セミナー」でトークをさせていただいた。(このとき中島さん、小西さんは車で金沢からかけつけてくださいました。ありがとうございました。)樋田さんは倫雅美術奨励賞受賞「素材の領分」展(1995年)の企画など、ほんとうの意味での新しい工芸に言葉を与えてきた学芸員/批評家であり、AITには樋田さんを慕う多くのアーティストが会員となり、意欲的な活動をしていた。私たちのトークのときにも多くの会員の方が集まっていただき、会場は満員で熱気があった。会員の方々は樋田さんと同年代から、それ以上の方々が中心だとは思うが、40代になったばかり、あるいはそれ以下の若い世代も少なくなかったので突然の解散には驚いた。残念だが、違った形での展開を期待したい。(関)

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