今年のベスト展覧会!
ブログをやれば、いろんな展覧会を紹介できると楽しみにしていたのだが、なかなか難しい。
このところ忙しくて、足を運ぶのは展覧会のためのリサーチがらみが大半だ。
楽しみでいくのはホントに少ない。
そうするとちょっと書くわけにもいかない。
昨日は以前に三日間のワークショップをしていただいた大森裕美子さんの展覧会を見に、銀座のギャラリー現に伺うことができた。(12月6日まで)。
思いがけず、賑やかな話し声が聞こえる中、会場を一回り。
ご挨拶に裏を覗くと声の主は原口典之さん。それからは私も輪に加わって、結局、画廊を出たのは11時過ぎ。
まるっきり、予定が変更。
原口さんは大規模な個展を控えておられるとのことで、楽しみ。
今日は閉館間際のフェルメール展を覗かせてもらった。
フェルメールだけでなく、きれいに修復されてた作品は、制作当時の色彩が蘇って、ほんとうに魅力的。これにはちょっと感激した。
というのも学芸員を始めた頃の17世紀絵画は、絵の具が縮んでいたり、額や画面が少しすすけていたりという印象があって、たまにきれいなものはアメリカのお金持ち美術館の所蔵品であった。
20年間でこんなに変わるものなんだなぁ。
できればオランダ絵画は自分の家でじっくり見てみたいとはいつも思うのだが、これは自分でも贅沢な望みだと思う。
見終わってから、学芸員室にご挨拶。
平方さんからふいに、今年の良かった展覧会はと聞かれて、すぐには思い浮かばずに悩む。
「僕はメサジェ。」と平方さん。これには賛成。本当に楽しめた展覧会だった。
ということで、(あんまり展覧会を見ていない)私の2008年度ベスト展覧会は、
森美術館のアネット・メサジェ展に決定。こう書くと安直に響きますが、アーティストとそれを受け入れ実現した森美術館には心から敬意を表したいと思います。(関)